活動報告
2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。
また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。
藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
第18回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーに参加してきました
2014年1/12に、東京・六本木で開催された第18回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーに参加してきました。
今年のテーマは「インプラント治療の根拠とその実践」と題して、天然歯を保存的にマネジメントして治療するのか、あるいは、抜歯してインプラント治療で回復するのか、というテーマに関して、歯内療法専門医、そして歯周病専門医、最後に補綴専門医の見地から、ディスカッションがなされた。歯内療法(歯の神経の治療)の予後や、歯周病の進行状態による病態評価と歯周組織再生療法後の治療成績、また、残された天然歯の健全歯質と厚みといった、様々な観点からその歯の予後を検討し、治療介入対効果を天秤にかけた最終判断をすることとなるが、ある論文によると、抜歯に至った根管治療処置歯をその原因について分類分けをした結果、抜歯原因の割合は補綴学的理由59.4%、歯周病学的理由32%、歯内療法学的理由8.6%であったと報告されている。つまり、ある程度、歯内療法学的な治療や歯周病学的要因はある一定の治療成績を期待できるが、健康な歯質の量と厚みなどがしっかり残存していないと、どんなに精度の高い治療がなされても、審美的にも機能的にも修復が困難になるということが理解できる。個々を評価することは大切だが、治療した歯の長期的な予後を見通した治療計画が大切だと考えています。
昨年は多くの講演をさせていただく機会に恵まれ、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターで取り組んできた症例について自分なりの見解をつかんできた。その反面、自己研鑽にあてる時間を十分とることができず、この点は反省しなければならない。ここ2年間は矯正治療に比重をおいて研修を続けてきたが今年の3月でこの研修も一段落となることから、学術面では再度、歯周病治療にフォーカスをあてて、8月より1年間の研修会に参加し、皆様により的確な歯周病・インプラント治療を藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターのチーム医療として、提供してまいりたいと考えております。