活動報告
2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。
また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。
藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
WCUPS 2014に参加・講演してきました
2014年4/12-13に、東京・舞浜で開催されたWCUPS 2014 JAPAN CONVENTIONに参加・講演してきました。
WCUPSとは、World Congress of Ultrasonic Piezoelectric Bone Surgeryの略で、韓国カソリック大学歯学部のDong-Seok Sohn教授によって設立された学会であり、昨年は韓国キョジュンでの開催、今年は日本での開催となった国際学会である。本学会は超音波サージェリー(ピエゾサージェリー)や自己血由来の成長因子等を使用し、低侵襲歯科治療を目指す学会で、日本はもちろん、韓国やイタリア、オーストラリアといった、各国のゲストスピーカーが招聘され、活発な講演が開催された。中でも、イタリアはこの超音波サージェリーの開発国でもあり、インプラント手術時における低侵襲な骨移植や骨再生におけるパラダイムシフトを発信した国である。イタリアの歯科医師によるセッションは非常に興味深い講演内容で、インプラント埋入に際しては通常、外科用ドリルを使用するが、その際にピエゾサージェリー(超音波による切削手術)を使用することで骨の再生能力が高まる知見を報告した。
また、骨再生手術においても、治療計画通りの骨移植が可能となり、こちらも低侵襲でかつ的確な手術が可能となるわけで、知識と技術のアップデートとなった。一方で、私もピエゾサージェリーを応用した低侵襲インプラント手術に関する臨床症例を講演させていただき、多くの先生方とディスカッションできる機会に恵まれた。藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、6年前にピエゾサージェリーを導入して以来、インプラント時における骨再生には欠かせない手術器材となり、また、私が取り組んできた骨再生の術式は、世界各国からも同様の報告がなされ、その安全性や予知性の高さが評価されているように感じている。本学会を通じて感じたことは、世界中での共通認識として、「低侵襲な治療」つまり、最小限の治療介入で最大限の治療結果が残せるような歯科医療であったり、手術方法の選択が大切である。
ということであり、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでも、このコンセプトを考慮した歯科治療を提供してまいりたいと思います。もう一つの気づき。それは、国際学会であるがために、英語力の不足に気づけたこと。自身の発表は、もちろん英語であり、伝えたいことや聞きたいことをダイレクトに英語で表現できないこと身をもって知る良い契機となった。歯科臨床はもちろん、英語、教養、人間力などなど、目標を明確にして日々研鑽を積んでいくのみである。