活動報告
2009年10月、藤沢歯科ペリオ・インプラントの雨宮啓と雨宮花が、日本歯周病学会の歯周病専門医に認定されました。当院における4名すべての歯科医師が日本歯周病学会歯周病専門医として、より専門性の高い治療を提供すべく、皆さまの診療を担当させていただきます。
また2010年2月8日に、院長の雨宮啓が(社)日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医の認定を受け、当院の2名の歯科医師が口腔インプラント専門医として、皆さまのインプラント治療を担当させていただきます。
藤沢歯科ペリオ・インプラントは、地域医療におけるインプラント・歯周病治療の専門的医療機関としての役割を担うとともに、皆さまが、ご満足いただける診療を提供できるよう、一丸となって邁進していきたいと思います。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
日本口腔インプラント学会第35回九州支部学術大会に参加してきました
2018年1/27-28に、福岡県・北九州国際会議場で開催された日本口腔インプラント学会第35回九州支部学術大会に参加してきました。
今回の専門医教育講演は、「インプラント治療におけるデジタル歯科技術の適用」というタイトルで、デジタル・デンティストリーに関する大学で行われている研究内容と最新知見を聞くことができました。歯科臨床現場でも、IT(Information Technology)の導入が進んで、大きな変革を迎えています。すでに技工の多くの過程ではデジタル技術が広く応用されていて、CAD-CAM技術によってオールセラッミクスクラウンといった上部構造(セラッミクスの被せもの)や、インプラント補綴(インプラント治療の歯の部分)が製作されています。ここ数年のトピックスは、口腔内スキャナーを用いた光学印象採得(デジタルムービーで歯型をとる)です。従来から行われている型取りをして、模型を製作するワークフローがなくなり、石膏模型を介さずに画像データでの技工操作が可能となります。特にインプラント補綴では、30μ以下に収まるような高い精度が求められるため、
光学印象への期待が高まるところです。今回の研究データでは、歯を失った個所が1~3本程度の部位におけるインプラント治療では、非常に高い精度(誤差が15~20μ程度)での印象・模型製作が可能であるといった研究データが報告される一方で、全顎的に歯を失ったインプラント治療(インプラントを6本程度使用した治療方法)では、誤差が大きく、今後の課題であるという内容であった。デジタル技術は、インプラント治療はもちろん、歯科臨床における様々なイノベーションが期待され、今後の展望が楽しみな分野です。藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでも、全顎的なインプラント治療にける印象精度が改善した段階で、口腔内スキャナーの導入を進めます。
今年の私の研修テーマは、「咬合」です。天然歯でもインプラント治療でも、どのように生体と調和した咬合(咀嚼機能)を作るかで、噛みやすさはもちろん、永続性が変わってきます。犬歯でのガイドや、第一大臼歯の咬合接触の大切さについて1年を通じて学んできたいと思います。そして今年の10月には、AAP(アメリカ歯周病学会)での講演がありますので、こちらは、今まで取り組んできた天然歯の保存(歯周病治療)とインプラント治療、そして、機能回復(咬合治療)といった全顎的な治療アプローチについてプレゼンテーションしてきたいと思います。