歯周病予防の要:定期検診とクリーニングの重要性を徹底解説

予防歯科

定期検診の重要性

  • 早期発見・早期治療:
    • 歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
    • 定期検診では、歯科医師が専門的な知識と技術を用いて、歯周病の初期症状を的確に発見します。
    • 早期発見により、軽度のうちに治療を開始できるため、歯を失うリスクを大幅に軽減できます。
  • リスク評価と個別指導:
    • 定期検診では、患者様の口腔内の状態だけでなく、生活習慣や既往歴なども考慮し、歯周病のリスクを評価します。
    • リスク評価に基づき、患者様一人ひとりに合わせた予防プログラムやセルフケアの方法を指導します。
    • これにより、効果的な歯周病予防を継続することができます。
  • 全身の健康管理:
    • 歯周病は、糖尿病や心疾患、脳梗塞など、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがわかっています。
    • 定期検診を通じて、歯周病のリスクを管理することは、全身の健康管理にもつながります。

クリーニングの重要性

  • 歯石・プラークの除去:
    • 歯石は、歯磨きでは落とせない硬い汚れで、歯周病菌の温床となります。
    • プラークは、歯周病菌が作り出すネバネバした物質で、歯石の形成を促進します。
    • クリーニングでは、歯科衛生士が専用の器具を用いて、歯石やプラークを徹底的に除去します。
    • これにより、歯周病菌の数を減らし、歯周病の進行を抑制することができます。
  • バイオフィルムの破壊:
    • バイオフィルムとは、細菌が集合して形成する膜状の物質で、歯の表面に強固に付着します。
    • バイオフィルムは、歯磨きやうがいでは除去しにくく、歯周病や虫歯の原因となります。
    • クリーニングでは、専用の器具や薬剤を用いて、バイオフィルムを破壊し、除去します。
  • 歯面の滑沢化:
    • クリーニング後、歯の表面は滑沢になり、プラークや歯石が付着しにくくなります。
    • これにより、セルフケアの効果を高め、歯周病の予防に繋がります。

定期検診とクリーニングの頻度

  • 定期検診とクリーニングの頻度は、患者様の口腔内の状態やリスクによって異なります。
  • 一般的には、3ヶ月~半年に1回の頻度が推奨されます。
  • 歯周病のリスクが高い方や、すでに歯周病にかかっている方は、より頻繁なケアが必要となる場合があります。
  • 歯科医師や歯科衛生士と相談し、ご自身に合った頻度を決めましょう。

予防歯科の重要性

  • 予防歯科は、歯周病や虫歯などの病気を未然に防ぐことを目的とした歯科医療です。
  • 定期検診やクリーニングは、予防歯科の重要な要素です。
  • 予防歯科を実践することで、生涯にわたって健康な歯を維持し、生活の質(QOL)向上に繋がります。

歯周病予防は全身の健康にもつながる

歯周病は、口腔内の問題だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

定期的な歯科検診とクリーニングによって、歯周病を予防し、全身の健康を守りましょう。

藤沢歯科の取り組み

藤沢歯科では、歯周病専門医による質の高い予防歯科を提供しています。

専門医・認定歯科衛生士・管理栄養士によるチーム医療体制で、患者様一人ひとりに合わせた予防プログラムを作成します。最新の機器を導入し、精度の高い検査とクリーニングを行っています。

リスク分析に基づいた個別予防プログラム、初期のむし歯や歯周病の早期発見と進行予防、予防歯科に特化した専門クリニック、初期歯周病・虫歯予防プログラムの流れに力を入れております。

まずはお気軽にご相談ください

「歯周病が心配」「予防歯科について詳しく知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。

藤沢歯科では、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な説明と治療を心がけています。

医院情報

ホームページ:https://fdic.jp/

医院名:藤沢歯科

院長名:雨宮 啓

医院住所:〒251-0055 神奈川県藤沢市南藤沢21-6-4F

医院電話番号:0466-26-8541

Q&A

Q. 歯周病は自然に治りますか?

A. 歯周病は、自然に治ることはありません。放置すると、症状が悪化し、歯を失う原因になります。早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けましょう。

Q. 歯周病の治療は痛いですか?

A. 歯周病の治療は、麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。ただし、歯茎の状態によっては、多少の痛みを感じることがあります。

Q. 歯周病予防には、どのような歯磨き粉を選べば良いですか?

A. 歯周病予防には、歯周病菌の殺菌効果や抗炎症作用のある成分が含まれた歯磨き粉がおすすめです。歯科医師や歯科衛生士に相談して、ご自身に合った歯磨き粉を選びましょう。

Q. 歯周病予防のために、歯間ブラシやデンタルフロスは必要ですか?

A. 歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを落とすことができません。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、より効果的に歯周病を予防できます。

Q. 定期検診とクリーニングの費用はどのくらいかかりますか?

A. 定期検診とクリーニングの費用は、歯科医院や治療内容によって異なります。詳しくは、歯科医院にお問い合わせください。

Q. 歯周病と全身疾患にはどのような関係がありますか?

A. 歯周病菌が血管を介して全身に運ばれることで、糖尿病、心疾患、脳梗塞、誤嚥性肺炎などの全身疾患のリスクを高めることがわかっています。

Q. 妊娠中に歯周病になると、赤ちゃんに影響はありますか?

A. 妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児出産のリスクが高まるという報告があります。妊娠中はホルモンバランスの変化で歯周病になりやすいため、より丁寧なケアが必要です。

Q. 歯周病予防のために、食生活で気をつけることはありますか?

A. バランスの取れた食生活を心がけ、特にビタミンCやコラーゲンなど、歯茎の健康維持に必要な栄養素を積極的に摂取しましょう。また、糖分の摂りすぎは歯周病菌を増殖させるため、控えめにしましょう。

執筆者:院長
アバター画像

・博士(歯学)
・日本歯科麻酔学会認定医
・日本臨床歯周病学会認定医・指導医
・日本口腔インプラント学会専門医
・日本歯周病学会歯周病専門医
・CDAC代表

雨宮 啓をフォローする
予防歯科
雨宮 啓をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました