日帰り全身麻酔とは
日帰り全身麻酔(One-day General Anesthesia)とは、入院を必要とせず、当日に帰宅できる全身麻酔による歯科治療のことです。
小児歯科では、以下のような理由で選択されます。

適応(どんな子に向いている?)
・多数歯う蝕で長時間の治療が必要
・歯科恐怖症で治療が困難(子供の歯科恐怖症)
・ADHD・ASDなどの発達特性により協力が難しい(自閉症・発達障害の歯科麻酔)
・外科処置(過剰歯抜歯など)が必要
・低年齢(5〜7歳)で歯科治療への協力が難しい(非協力児の治療)
※群馬県立小児医療センターの調査では、253例の小児日帰り全身麻酔のうち、90%以上が安全に帰宅可能であり、重篤な合併症は極めて少ないと報告されています。
全身麻酔による歯科治療について
「なんとなく全身麻酔はこわい」、「うちの子供も全身麻酔で治療できますか?」という質問はよく聞かれます。歯医者で全身麻酔を実施できる施設は限られることから不安になると思います。しかしながら、虫歯の本数が多かったり、奥にある歯を抜いたりする場合、治療の時間が長くかかってしまいます。お子さんの場合、じっとがまんできる時間は限られ,そんな時間的な制約の中,お口の中で先の尖った歯を削る器具を使いますが,治療による恐怖心によって顔や体を大きく動かしたり、無意識に体が動いてしまったりする(不随意運動)と、安全に治療することがむずかしくなってしまうので,動かずに治療ができなかったり、治療後に精神衛生上悪影響を与える恐れのある場合、全身麻酔を行った方が安全に歯科治療を受けていただけます。

藤沢歯科で日帰り全身麻酔を受けるメリット
・数カ月の待機期間をおくことなく日帰り全身麻酔での小児歯科治療を実施
・日本歯科麻酔学会認定医・専門医による日帰り全身麻酔
・小児歯科を専門とする歯科医師とのチーム医療
・一度で治療が完了(多数歯う蝕でも1日で完結)
・痛み・恐怖がゼロの状態で治療
・心理的負担が少ない(トラウマを残さない)
・院内感染リスクが低い(入院不要)
・日帰りのため,保護者の通院負担が軽減
・医療費が抑えられる(入院費不要)
安全性(なぜ安全にできるの?)
・日本歯科麻酔学会認定医・専門医による術前評価(問診・既往歴・体調確認)
・全身麻酔器による吸入麻酔での緩徐導入 → 静脈麻酔で維持が標準(全国の小児麻酔で一般的)
・生体モニターによる常時監視(心拍・血圧・酸素飽和度・呼吸状態)
・回復室での1〜2時間の観察
・帰宅基準を満たした場合のみ帰宅(嘔吐・呼吸状態・覚醒レベルなど)
小児日帰り全身麻酔に関するよくある質問(Q&A)
- Q1. 全身麻酔は危険ではありませんか?
- A: 日帰り全身麻酔による小児歯科治療は安全です。
藤沢歯科では日本歯科麻酔学会認定医・専門医3名が常勤しており,専用の全身麻酔器を使用して全身管理を行います.治療に協力を得られない状況でお子さんの歯科治療をすると,急に顔や体を動かした瞬間に粘膜や舌を損傷してしまうリスクがありますが,全身麻酔は完全に眠っているうちに歯科治療ができますので,安全に歯科治療を受けていただけます.
- Q2. 何歳から受けられますか?
- A: 5歳から可能です。
ただし、体重・既往歴・発達状況により判断します。
- Q3. どんな治療ができますか?
- A: 虫歯治療、抜歯、外科処置、歯列矯正前の処置などほぼ全ての歯科治療が可能です。
- Q4. どれくらいで目が覚めますか?
- A: 治療終了後10〜20分で覚醒し、1〜2時間で帰宅できます。
- Q5. 帰宅後に気をつけることは?
- A: ご自宅でゆっくり過ごしていただき,日常生活は普段通りで大丈夫ですが,運動はさけてください.
食事は軽いものから取っていただき,嘔吐や発熱,様子がおかしい場合は連絡してください.
- Q6. 保険は使えますか?
- A: 保険適用です。
(治療内容により負担額は変わります)
日本歯科麻酔学会認定医・専門医の紹介

《略歴》
- 2015年昭和大学 歯学部 卒業
- 2016年東京歯科大学水道橋病院 臨床研修医
- 2017年昭和大学 歯科麻酔科 入職
- 2018年昭和大学 歯科麻酔科 助教
- 2023年藤沢歯科勤務
《所属団体・認定医》
日本歯科麻酔学会 認定医・歯科麻酔専門医

