藤沢歯科

講演情報

第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加、発表してきました

2024年5/24-25に、福島県郡山市で開催された第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加、ポスター発表してきました。
今回の学会メインテーマである「歯周病学のプロフェッショナリズム - 歯周治療の実践知と科学知の融合を目指して -」に合わせて様々なシンポジウムや教育講演がプログラムされました。特に全身疾患との関係性というテーマでは、歯周疾患が重症化すると天然歯の喪失だけでなく、周囲の健康な歯に対して悪影響を及ぼしたり、歯列(噛み合わせ)が変わってしまうことで残存する歯もまた歯周病が進行すること。また、咬合が不安定になることで骨盤の位置がゆがみ、姿勢が悪くなって転倒リスク(骨折リスク)があがってしまうことや、気道狭窄による呼吸器系への影響があるなど、短期的には気づきにくいさまざまな口腔内と全身への影響があることが報告されました。歯周病治療は、ただ単に口腔内の細菌感染を減らすことだけでなく、噛み合わせのバランスを整え、全身への影響を考慮した歯周治療が大切で、藤沢歯科でも歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士と共に、生活習慣病である歯周病に対してチームで取り組んでまいります。

そして今回、藤沢歯科にご勤務頂ている歯科衛生士と、私とで、ポスター発表してきました。歯科衛生士からは、長年、歯ぐきの腫れでお困りだった患者さんをメンテナンスでどのように良い状態に保つかについて歯肉炎へのアプローチ方法をポスターにまとめ、とても素晴らしい発表でした。私からはいつも取り組んでいる歯周病とインプラント治療について治療計画立案に際したコンセプトと、将来、歯周疾患が再発しにくい環境を整備するための治療戦略について発表させていただきました。私自身の歯周病学会でのポスター発表は10年ぶりだったのですが、2024年後半から日本歯周病学会指導医取得を目指したいと思っています。
その先には藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターを研修施設の認定を受けることができるように進めてまいります。患者さんにとっても、クリニックにご勤務頂く歯科医師や歯科衛生士の方々にとっても、歯周治療の専門的医療機関としての役割を果たしていけるように、2025年に向けて取り組んでいきたいと考えております。

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