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2025年6月7日(土)~8日(日)に東京国際フォーラムで第43回日本顎咬合学会学術大会・総会が開催され,講演させていただきました.
第43回日本顎咬合学会学術大会・総会は「顎咬合学 踏襲から発展―学術と臨床の融合―」をメインテーマに2日間にわたり,歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士に向けたプログラムが組まれ東京・有楽町にある東京国際フォーラムホールB・C・D棟を中心に学術大会が開催されました.日本顎咬合学会は初参加の機会でしたが,全国から4000名を超える歯科関係者が参加され,科学的根拠に基づいた臨床医療を向上させ,国民や患者さんに対してより質の高い歯科医療を届ける部分で各会場,熱いディスカッションが行われました.
私は歯科衛生士プログラム『歯科麻酔施術に必要な知識と技術~解剖及び全身状態の把握のために~』で講演する機会を頂戴し,60分間お話しさせていただいたのですが,プログラムのシンポジストは,私が学生の頃から授業でもお世話になった東京歯科大学解剖学講座の阿部教授,そして私が30歳代からご指導いただいている歯科衛生士の阿部田さんで,同じステージで登壇させていただくことがとても感慨深く,「歯科衛生士が知っておくべき局所麻酔学」にフォーカスして講演させていただきました.会場は立ち見が出るほどの満席で,たくさんの歯科衛生士の方々にご参加いただきました.歯周治療に携わる歯科衛生士の方々に歯科麻酔学の大切さや,局所麻酔薬の使い分けや使用量,安全で快適な歯科医療を提供するうえで大切となる歯科麻酔科医とのチーム医療(静脈内鎮静法の活用)についてお話しさせていただきました.
これからも藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは日本歯周病学会専門医に加え,優秀な日本歯周病学会認定医歯科衛生士のチームと,管理栄養士とのチーム医療で歯周病治療はもちろん,インプラント治療,歯科治療が苦手,痛みに弱いといった歯科恐怖症患者さんの静脈内鎮静法下での歯科治療など,専門医による歯科医療を提供してまいりたいと思います.
日本臨床歯周病学会の歯科衛生士委員会から大変お世話になっている小林明子さんに座長を担当していただき,このような貴重な機会を頂戴したことに感謝申し上げると共に,会場に足を運んでいただきました多くの歯科衛生士の皆さま,本当にありがとうございました
!2025年4月27日(日)に東京・浅草橋で日本臨床歯周病学会関東支部第99回教育研修会・第43回歯科衛生士セミナー合同研修会が開催されました. 2025年4月よりJACP関東支部支部長を担当させていただくこととなり,専務や副支部長,各委員長の方々と学会運営の準備を進めてまいりました.午前のプログラムは歯科医師による会員発表,午後は「天然歯とインプラントに共存」をテーマに文献委員会講演,そして特別講演では瀧野先生と私のメンターでもある白鳥先生にご講演いただき事前登録450名,当日に400名近い歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯学部学生の方々にご登録をいただくなど大盛況な支部研修会となりました.今の私があるのは私にとっては一般歯科臨床初めての勤務先となった白鳥歯科インプラントセンターでの6年間.インプラント治療はもちろん歯科臨床のすべてを学ばせていただいた白鳥先生との出会いあってのことです.そんな私にとっては生涯のメンターでもある白鳥先生にシンポジストをお願いさせていただき,学会運営できましたことはとてもうれしく思います.そしてもう一方で,日本臨床歯周病学会があったからこそ,私自身,学会や講演会などでお話しする機会をたくさん頂戴する機会を頂戴しましたし,アメリカ歯周病学会で講演する機会を頂戴するなど・・本当に貴重な経験をさせていただきました.そんな恩をたくさんいたいただいた学会だからこそ,次の世代への恩送りを私なりに進めてまいります.
次回のJACP関東支部は11月24日に開催されます.
【第15回 関東10大学歯周病学講座・第100回 日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会・第44回歯科衛生士セミナー】
日時:2025年11月24日(祝・月)9:30~18:00
会場:浅草橋ヒューリックホール
皆様に「参加してよかった!」と思っていただけるJACP関東支部を皆さまと作ってまいります.
https://www.quint-j.co.jp/articles/topics/6285
2025年3/15(土)に東京・恵比寿で開催された「食と栄養カンファレンス2025」に参加,講演してきました.
「歯科治療は歯の形態回復から口腔機能管理へ」と題して,もぐもぐ日記を開発した森永乳業クリニコ株式会社が主催,歯科のWeb講演を運営企画されている株式会社Doctorbook社が共催したカンファレンスで講演する機会を頂戴しました.
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは食事記録アプリのもぐもぐ日記を2024年前半に導入し,管理栄養士による栄養サポートが本格的にスタートさせましたが,歯周病の患者さんは糖尿病や動脈硬化(心筋梗塞や狭心症などを含む)の発症割合がおよそ2倍となることは様々な論文で分かっていることから,生活習慣病の一つである歯周治療を歯科医師と歯科衛生士,管理栄養士とのチーム医療でサポートすることを大切にしていきたいと考えています.歯周病専門医による診査・診断に基づいた歯周治療と歯科衛生士による予防歯科やメンテンンスに加えて,管理栄養士による食事サポートや栄養指導があるからこそ口腔の健康と全身の健康維持につながっていきます.
そんな藤沢歯科での取り組みをまとめて講演させていただきましたが,いま注目されている「歯科における食と栄養」は藤沢歯科の歯周病予防プログラムで管理栄養士が皆様と共に提供してまいります.
2025年2/8~9日に神奈川県横浜市で開催された日本口腔インプラント学会 第44回関東・甲信越支部学術大会に参加してきました.
大会のメインテーマとなる「健康長寿をサポートするインプラント治療」にあわせて各会場でシンポジウムや特別講演が企画されました.歯を失った後の咀嚼機能を回復する治療方法となるインプラント治療ですが,超高齢社会におけるインプラント治療のあり方について,総合内科,消化器内科,循環器科,高齢者内科(認知症)の各専門医から航空と健康科学の観点から,インプラント治療によるメリットについてシンポジウムで提言がなされ,咀嚼機能の維持あるいは向上の大切さについてディスカッションされました.一方で長期に安定したインプラント治療の予後に大切なことは診査・診断にはじまり,治療計画の立案や手術手技,上部構造(セラミックの歯の部分),歯周病のケア,メンテナンスなど多岐にわたりますが,今回の専門医特別講演では,今までのインプラント治療の開発から今にいたる歴史に触れながら適切なインプラント体の選択と上部構造の考え方といった守るべき大切なコンセプトについて提言がなされました.
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは日本口腔インプラント学会専門医・日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士・管理栄養士のチーム医療で皆様に安全で快適なインプラント治療を提供しております.開業して15年が経ち,開業当初に治療させていただいた患者さんがちょうど15年が経過しました.良好に経過しているインプラント治療に共通することは患者さんのセルフケアとメンテナンスによるプロフェッショナルケアができているかどうかが本当に大切なことだとあらためて感じます.これからも歯科医師と歯科衛生士,管理栄養士による予防歯科のブースの機能を充実させていきたいと思います.
2024年10月24日(木)~27日(日)に中国・上海で上海口腔医学会主催で上海歯科展示会及び学術年会(DenTech China 2024)が開催され,シンポジストとして招聘講演してきました.
上海口腔医学会開催中の10月26日(土)午後のセッションで「歯科臨床での患者痛み管理」に関するシンポジウムが開催され,「歯科麻酔領域におけるマルチディシプリナリーアプローチ」というテーマで,日本,韓国,イスラル,香港を代表する4名の歯科医師がシンポジストとして登壇し,私は「痛みを和らげる静脈内鎮静法の活用方法」というタイトルで1時間講演させていただきました.中国・上海の歯科病院で静脈内鎮静法の導入を進めていきたいとのことで講演依頼があったのではと思いますが,そんな静脈内鎮静法の有用性について,日本における歯科麻酔科医の役割に始まり,藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターで行っている静脈内鎮静法の有用性や日本歯科麻酔学会認定医・専門医によるグループであるCDACの活動についてお話しさせていただきました.今後も中国・上海はもちろん,CDAC(臨床歯科麻酔科医のグループ)を通じた国際交流を続けていきたいと思います!
「静脈内鎮静法」は,歯科治療が苦手という「歯科恐怖症患者さん」や「痛みに弱い」,「無痛歯科治療を希望」という患者さんにとってとても有用な麻酔方法で,藤沢市はもちろん鎌倉市,茅ヶ崎市,平塚市,大和市,綾瀬市,大磯,二宮,小田原市ほか,神奈川県の多くの地域の患者さんに通っていただいております.これからも静脈内鎮静法(無痛点滴麻酔)で,眠っているうちに痛みを感じることなく歯科治療を受けていただけるように,藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターにおける日本歯科麻酔学会認定医・専門医はもちろん歯科衛生士,管理栄養士とのチーム医療で,皆さまに安全で快適な歯科医療を提供してまいります.
2024年10月5日(土)に東京・国際フォーラムで開催された,KOデンタル・セキムラ出展者セミナーで「DrとDHで活用する生体モニター 全身疾患や偶発症は回避できる! -生体モニターを活用する3つのポイント-」の講演を担当させていただきました.
当日はたくさんの歯科医師・歯科衛生士の方々にご参加いただき,DrとDHはもちろん,クリニックに勤務されるスタッフも含めて歯科治療に関わる医療安全について大切な歯科麻酔学的配慮についてお話しさせていただきました.70歳代や80歳代の男性で多く認められる不整脈の中に心房細動がありますが,その特徴的な心電図の波形は生体モニターを活用することで発見しやすく,また私たちが注意しなくてはいけない心臓疾患です.そんな生体モニターをどのように活用すればよいのか,そして実際の歯科臨床では安全で快適な歯科医療を提供するために静脈内鎮静法を活用するメリットについてお伝えさせていただきました.
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターには「歯科治療が苦手」や「痛みに弱い」,「無痛歯科治療を希望」という患者さんが本当に多くいらっしゃって,日本歯科麻酔学会認定医・専門医による静脈内鎮静法を年間に1500件程度実施しております.日本歯科麻酔学会認定医・専門医による静脈内鎮静法(無痛点滴麻酔)で,眠っているうちに痛みを感じることなく歯科治療を受けていただけます.これからも,歯科医師はもちろん歯科衛生士,管理栄養士とのチーム医療で,皆さまに安全で快適な歯科医療を提供してまいります.
2024年9月12日(金)~14日(日)にアメリカ・ハワイで開催された,インプラントアドバンスコースに参加・実習サポートしてきました.
このコースは講義と実習を通じてインプラント治療における歯槽骨の再生(べニアグラフト手術やサイナスリフト手術)といった硬組織マネジメントを学ぶ実習講演会です.2023年9月に参加してから3回目で,今回は日本から30名以上の先生方が参加されハワイメディカルセンターでインプラント手術講義と実習が開催されました.歯周病や外傷で骨吸収をきたすと,その後のインプラント治療が難しくなり,インプラントを埋入するにあたって必要となる顎骨再生が必要となります.歯槽骨の再生(再建)手術には,上顎前歯部ではべニアグラフト手術,上顎臼歯部ではサイナスリフト手術があり,どちらも確実な顎骨再生が達成できることから三日間を通じて私たちが日々行っているインプラント手術方法をお伝えするだけでなく,実際に手術方法を見て学んでいただきました.
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは湘南地域における日本口腔インプラント学会専門医・日本歯周病学会歯周病専門医が在籍する専門クリニックとして,より高度なインプラント治療を提供しております.「他のクリニックでインプラント治療は難しい」と断られた患者さんや,「専門医によるインプラント治療」を受けたい患者さんはぜひご相談ください.歯科医師はもちろん,認定歯科衛生士,管理栄養士と共に最適な歯科医療を提供してまいりたいと思います.
2024年7月7日(日)に東京・秋葉原で開催された、松風主催「DrとDHで考える 患者さんと未来を描く予防歯科 SHOFU Summer Experience 2024」で講演させていただきました。当日は全国からたくさんの歯科衛生士・歯科医師の方々にご参加いただき、 岐阜県でご開業の山内先生、歯科衛生士の菅野さん、藤沢歯科の歯科衛生士大澤さんと講演をご一緒させていただきました。
歯科衛生士の菅野さんの「大臼歯遠心ピンポイント講座」と、大澤さんの「パウダークリーニングと超音波スケーラー」体験講座はどの回も満席となる大盛況でした。メインテーマは「Dr.&DHで考える 患者さんと未来を描く予防歯科」で、私は最後の「歯周疾患・どの視点で診る?~将来予測とリスク管理~」のセッションで天然歯とインプラントの共存にフォーカスして90分お話しさせていただきました。藤沢歯科で取り組んでいる天然歯とインプラントの共存をテーマに、適切なインプラント治療によって歯周病の天然歯が健康に10年メインテインできた症例や健康な天然歯があるからこそインプラント治療が良好に経過した症例のマネジメントについて歯科医師と歯科衛生士、管理栄養士によるチーム医療について講演させていただきました。中でも歯科衛生士による4回の歯周基本治療の検査から始まる流れや管理栄養士による食事サポートや栄養介入に関してはたくさんのご質問を頂戴するなど、皆さまの関心が高かったように思います。全国からたくさんの歯科衛生士と歯科医師の皆さまにご参加いただきましたこと、また全国で活躍されている山内先生、菅野さん、大澤さんと講演をご一緒させていただき、本当にありがとうございました! 次回は名古屋で開催されるかもしれません・・その際は皆さまよろしくお願いします。
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは湘南地域における日本歯周病学会歯周病専門医として、適切なインプラント・歯周病治療に歯科医師はもちろん、歯科衛生士、管理栄養士と共に最適な歯科医療を提供してまいりたいと思います。
2024年6月23日(日)に東京・品川で開催された、KOデンタル主催「DrとDHで学ぶ実践歯科麻酔学 ~歯科衛生士にも知っていただきたい局所麻酔と全身管理~」の講演を担当させていただきました。当日は全国からたくさんの歯科衛生士・歯科医師の方々にご参加いただき、歯科衛生士の皆さまに知っていただきたい局所麻酔薬の選択や浸潤麻酔時の注意点、生体モニターの見方など・・CDAC(臨床の現場で活躍する日本歯科麻酔学会認定医・専門医のグループ)が考える歯科麻酔学的配慮について、CDAC理事メンバーの征矢先生、橘先生とともに講演・実習を通じて体系的にお伝えさせていただきました。
今回は日本歯科麻酔学会認定歯科衛生士の阿部田さんにもインストラクターとしてご協力いただき、参加されたDHの皆さまは目を輝かせながら、浸潤麻酔実習、生体モニター装着、静脈路確保実習をされ、楽しく大変盛りあがる実習となりました。2017年6月に13名前後のメンバーでスタートしたCDACは、2024年6月に8年目を迎え・・現在では86名もの全国で活躍する歯科麻酔科医、歯科衛生士と活動しております。
藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターには「歯科治療が苦手」、「痛み無く歯科治療を受けたい」という患者さんが本当に多くいらっしゃって、日本歯科麻酔学会認定医・専門医による静脈内鎮静法を年間に1500件程度実施しております。安全で快適な歯科医療を受けていただけるように、歯科麻酔科医の存在や静脈内鎮静法(無痛点滴麻酔)の治療方法について知っていただき、全国のクリニックで患者さんに「安全で快適な歯科医療」を受けていただけるように活動してまいります。
2024年6/15~16日に、大阪国際会議場(大阪府・大阪市)で開催されました日本臨床歯周病学会・第42回年次大会に参加、座長を担当してきました。
大会のメインテーマは「大阪・関西Perio万博2024~未来へ繋ぐペリオ・インプラントの最前線~」で、歯周治療とインプラント治療の行く末を描くシンポジウムや講演がプログラムされていました。海外の著名な歯科医師・歯科衛生士を招聘し、歯周組織再生療法や天然歯およびインプラント周囲のマネジメントと、その予知性といった「臨床歯周病学」を学ぶ良い機会になりました。いろいろと学びの多い学会だったのですが、中でも「歯科の未来 VRセッション」においてデジタルツインという現実世界から集めたデータをもとにデジタルな仮想空間に双子(ツイン)を構築してシミュレーションが行えるという講演を拝聴し、今後の歯科教育システムが大きく変わっていくトレンドを垣間見ることができました。学会や研修会の教育システムは写真と動画での学びが主体で、その先にある実習は模型でのトレーニング。そして歯科医療現場と異なる環境でのトレーニングを重ね歯科臨床を行うという流れが一般的です。しかし今後はAR(Augmented Reality:拡張現実)/MR(Mixed Reality:複合現実)や3D Printing模型をもちいることで今まで見ることのできなかった部分を視覚的に確認できるようになるだけでなく、より臨床に近い環境で最適なシミュレーションを実施することが可能となります。ここに遠隔医療教育や遠隔医療支援といった通信技術が加わることで、地域や国境を越えた学習の機会が増えることとなり、歯科の将来が楽しみです。
そして歯科衛生士セッションでは、歯科衛生士の大澤さんが座長を担当し、3名の登壇者とのディスカッションを担う機会を頂戴しました。昨年の年次大会で「包括的な歯科治療を通じて歯科衛生士として関り、SPT10年が経過した広汎型慢性歯周炎患者の一症例」というタイトルで講演した流れでの座長の経験です。ケースプレゼンテーションされた歯科衛生士の皆さまも、座長も、皆さま素晴らしいセッションを作られ、これからの活躍が楽しみです。
この二日間を通じて多くの学びがありましたので、これからも神奈川県藤沢市、そして湘南地域における歯周病専門クリニックとして、藤沢歯科の歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士とともに、目の前の患者さんに適切な歯周治療やインプラント治療を提供してまいりたいと考えております。