予防歯科
2024年2月19日
歯の根の治療を根管治療といいます。
根管治療の目的は、歯の根の中の細菌をできる限り減らすことです。
お口を開けたままで治療をすると、せっかく歯の根をキレイにしているのに、細菌が入り込んでしまいます。そのため、歯の根に細菌が入り込まないようにお口にゴムのシートをかけます。そのことをラバーダム防湿といいます。当院では根管治療時ラバーダム防湿を行い、唾液が浸入したり、薬液が漏れるのを防ぎます。
また、歯の根の中はとても狭く、複雑です。そのような中の細菌を減らしていく治療をするので、よく見えるようにマイクロスコープという拡大できるものを使用して治療します。それで肉眼では見えない部分の感染源を取り除くことができます。
当院ではなるべく一度に多くの感染源を取り除くことがように一回の根管治療で1~2時間ご予約を取らせていただいております。
ただ、根にひびが入っていたり、残っている歯質が非常に少ない場合は、抜歯となることもあります。また、治療を中断すると再感染してしまいますので、1~2週間ごとの来院をお願いしております。
根の治療は歯の保存のために非常に重要な処置となりますので、手技を丁寧に行って治療を進めていきます。