静脈内鎮静法に関するよくあるご質問（Q&A）
- 静脈内鎮静法とはどのような方法ですか？
- A:静脈内鎮静法は『無痛点滴麻酔』ともいわれ、点滴から鎮静薬を投与しリラックスした状態で治療を受けていただく麻酔方法です。多くの患者さんがウトウトとした状態で治療を受けらることができますので、お口の注射の痛みや歯科治療時の恐怖心を和らげることができることが特徴です。
- 全身麻酔とはどう違うのですか？
- A:全身麻酔は呼吸を止めて人工呼吸しながら全身管理する麻酔方法ですが、静脈内鎮静法では呼吸を保ちながら麻酔薬を調整して行う無痛点滴麻酔となります。大学病院では全身麻酔を受けると入院が必要となりますが、静脈内鎮静法は入院の必要はなく、日帰りでの対応が可能です。基本的には歯科治療を含めて1.5～2時間程度でお帰りいただける麻酔方法（無痛点滴麻酔）となります。
- 治療中に痛みを感じることはありますか？
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A:静脈内鎮静法を行ってウトウトと眠っているうちに、お口の中にも局所麻酔を併用します。お口の注射はもちろん、歯科治療中の痛みはほとんど感じません。多くの患者様が「いつの間にか治療が終わっていた」とおっしゃいます。静脈内鎮静法は『無痛歯科』に欠かすことのできない歯科治療の麻酔方法です。
- 治療後はすぐに帰宅できますか？
- A:歯科治療後は静脈内鎮静法から回復するまで15～30分程度休憩していただきます。早い方ですと5～10分程度で意識がはっきりしてきます。麻酔から覚めて意識がはっきりしてきましたら帰宅が可能です。当日は車や自転車の運転は避けていただき、公共の交通機関をご利用ください。
- 誰でも静脈内鎮静法を受けられますか？
- A:多くの方に適用可能ですが、持病や服用中のお薬によっては適さない場合もあります。事前に詳しい問診と診査を行い、適応を判断いたします。
- 副作用やリスクはありますか？
- A:まれに気分不快や呼吸が浅くなるなどの副作用が生じることがありますが、藤沢歯科では日本歯科麻酔学会認定医・専門医が常勤し常にモニタリング管理下での静脈内鎮静法（無痛点滴麻酔）を行っておりますので、ご安心ください。
- 治療中のことを覚えていますか？
- A:多くの患者さんが歯科治療中の記憶がほとんどないとおっしゃいます。眠っている間に歯科治療が終わっていることが特徴です。これは鎮静薬の効果によるもので、歯科治療中の不安やストレスを軽減することができ無痛歯科での治療が可能となります。
- どのような治療に静脈内鎮静法が適していますか？
- A:インプラント手術や親知らずの抜歯、歯周組織再生療法などの外科的処置、長時間にわたる治療、歯科治療に強い恐怖心をお持ちの方、嘔吐反射（型どりなどで気持ちが悪くなってしまう患者さん）などに最適です。
- 初診時に静脈内鎮静法を希望する場合、どのように伝えればよいですか？
- A:ご予約時や初診の際に「静脈内鎮静法を希望」とお伝えください。当院の日本歯科麻酔学会認定医・専門医が詳しくご説明し、適応を判断いたします。
- 治療回数や費用はどのくらいかかりますか？
- A:静脈内鎮静法は保険適用外の自由診療となります。具体的な費用については当院の「治療費用」ページをご参照ください。初診時に、今後の歯科治療内容に加えて静脈内鎮静法の回数や費用についてお伝えさせていただきます。
日本歯科麻酔学会認定医・専門医の紹介
《略歴》
- 2015年昭和大学 歯学部 卒業
- 2016年東京歯科大学水道橋病院 臨床研修医
- 2017年昭和大学 歯科麻酔科 入職
- 2018年昭和大学 歯科麻酔科 助教
- 2023年藤沢歯科勤務
《所属団体・認定医》
日本歯科麻酔学会 認定医・歯科麻酔専門医
