藤沢歯科

講演情報

松風体験型講演会で講演してきました

2024年7月7日(日)に東京・秋葉原で開催された、松風主催「DrとDHで考える 患者さんと未来を描く予防歯科 SHOFU Summer Experience 2024」で講演させていただきました。当日は全国からたくさんの歯科衛生士・歯科医師の方々にご参加いただき、 岐阜県でご開業の山内先生、歯科衛生士の菅野さん、藤沢歯科の歯科衛生士大澤さんと講演をご一緒させていただきました。

歯科衛生士の菅野さんの「大臼歯遠心ピンポイント講座」と、大澤さんの「パウダークリーニングと超音波スケーラー」体験講座はどの回も満席となる大盛況でした。メインテーマは「Dr.&DHで考える 患者さんと未来を描く予防歯科」で、私は最後の「歯周疾患・どの視点で診る?~将来予測とリスク管理~」のセッションで天然歯とインプラントの共存にフォーカスして90分お話しさせていただきました。藤沢歯科で取り組んでいる天然歯とインプラントの共存をテーマに、適切なインプラント治療によって歯周病の天然歯が健康に10年メインテインできた症例や健康な天然歯があるからこそインプラント治療が良好に経過した症例のマネジメントについて歯科医師と歯科衛生士、管理栄養士によるチーム医療について講演させていただきました。中でも歯科衛生士による4回の歯周基本治療の検査から始まる流れや管理栄養士による食事サポートや栄養介入に関してはたくさんのご質問を頂戴するなど、皆さまの関心が高かったように思います。全国からたくさんの歯科衛生士と歯科医師の皆さまにご参加いただきましたこと、また全国で活躍されている山内先生、菅野さん、大澤さんと講演をご一緒させていただき、本当にありがとうございました! 次回は名古屋で開催されるかもしれません・・その際は皆さまよろしくお願いします。

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは湘南地域における日本歯周病学会歯周病専門医として、適切なインプラント・歯周病治療に歯科医師はもちろん、歯科衛生士、管理栄養士と共に最適な歯科医療を提供してまいりたいと思います。

KOデンタル実習講演会で講演してきました

2024年6月23日(日)に東京・品川で開催された、KOデンタル主催「DrとDHで学ぶ実践歯科麻酔学 ~歯科衛生士にも知っていただきたい局所麻酔と全身管理~」の講演を担当させていただきました。当日は全国からたくさんの歯科衛生士・歯科医師の方々にご参加いただき、歯科衛生士の皆さまに知っていただきたい局所麻酔薬の選択や浸潤麻酔時の注意点、生体モニターの見方など・・CDAC(臨床の現場で活躍する日本歯科麻酔学会認定医・専門医のグループ)が考える歯科麻酔学的配慮について、CDAC理事メンバーの征矢先生、橘先生とともに講演・実習を通じて体系的にお伝えさせていただきました。

今回は日本歯科麻酔学会認定歯科衛生士の阿部田さんにもインストラクターとしてご協力いただき、参加されたDHの皆さまは目を輝かせながら、浸潤麻酔実習、生体モニター装着、静脈路確保実習をされ、楽しく大変盛りあがる実習となりました。2017年6月に13名前後のメンバーでスタートしたCDACは、2024年6月に8年目を迎え・・現在では86名もの全国で活躍する歯科麻酔科医、歯科衛生士と活動しております。

藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターには「歯科治療が苦手」、「痛み無く歯科治療を受けたい」という患者さんが本当に多くいらっしゃって、日本歯科麻酔学会認定医・専門医による静脈内鎮静法を年間に1500件程度実施しております。安全で快適な歯科医療を受けていただけるように、歯科麻酔科医の存在や静脈内鎮静法(無痛点滴麻酔)の治療方法について知っていただき、全国のクリニックで患者さんに「安全で快適な歯科医療」を受けていただけるように活動してまいります。

日本臨床歯周病学会・第42回年次大会に参加、座長を担当してきました

2024年6/15~16日に、大阪国際会議場(大阪府・大阪市)で開催されました日本臨床歯周病学会・第42回年次大会に参加、座長を担当してきました。

大会のメインテーマは「大阪・関西Perio万博2024~未来へ繋ぐペリオ・インプラントの最前線~」で、歯周治療とインプラント治療の行く末を描くシンポジウムや講演がプログラムされていました。海外の著名な歯科医師・歯科衛生士を招聘し、歯周組織再生療法や天然歯およびインプラント周囲のマネジメントと、その予知性といった「臨床歯周病学」を学ぶ良い機会になりました。いろいろと学びの多い学会だったのですが、中でも「歯科の未来 VRセッション」においてデジタルツインという現実世界から集めたデータをもとにデジタルな仮想空間に双子(ツイン)を構築してシミュレーションが行えるという講演を拝聴し、今後の歯科教育システムが大きく変わっていくトレンドを垣間見ることができました。学会や研修会の教育システムは写真と動画での学びが主体で、その先にある実習は模型でのトレーニング。そして歯科医療現場と異なる環境でのトレーニングを重ね歯科臨床を行うという流れが一般的です。しかし今後はAR(Augmented Reality:拡張現実)/MR(Mixed Reality:複合現実)や3D Printing模型をもちいることで今まで見ることのできなかった部分を視覚的に確認できるようになるだけでなく、より臨床に近い環境で最適なシミュレーションを実施することが可能となります。ここに遠隔医療教育や遠隔医療支援といった通信技術が加わることで、地域や国境を越えた学習の機会が増えることとなり、歯科の将来が楽しみです。

そして歯科衛生士セッションでは、歯科衛生士の大澤さんが座長を担当し、3名の登壇者とのディスカッションを担う機会を頂戴しました。昨年の年次大会で「包括的な歯科治療を通じて歯科衛生士として関り、SPT10年が経過した広汎型慢性歯周炎患者の一症例」というタイトルで講演した流れでの座長の経験です。ケースプレゼンテーションされた歯科衛生士の皆さまも、座長も、皆さま素晴らしいセッションを作られ、これからの活躍が楽しみです。

この二日間を通じて多くの学びがありましたので、これからも神奈川県藤沢市、そして湘南地域における歯周病専門クリニックとして、藤沢歯科の歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士とともに、目の前の患者さんに適切な歯周治療やインプラント治療を提供してまいりたいと考えております。

第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加、発表してきました

2024年5/24-25に、福島県郡山市で開催された第67回春季日本歯周病学会学術大会に参加、ポスター発表してきました。
今回の学会メインテーマである「歯周病学のプロフェッショナリズム - 歯周治療の実践知と科学知の融合を目指して -」に合わせて様々なシンポジウムや教育講演がプログラムされました。特に全身疾患との関係性というテーマでは、歯周疾患が重症化すると天然歯の喪失だけでなく、周囲の健康な歯に対して悪影響を及ぼしたり、歯列(噛み合わせ)が変わってしまうことで残存する歯もまた歯周病が進行すること。また、咬合が不安定になることで骨盤の位置がゆがみ、姿勢が悪くなって転倒リスク(骨折リスク)があがってしまうことや、気道狭窄による呼吸器系への影響があるなど、短期的には気づきにくいさまざまな口腔内と全身への影響があることが報告されました。歯周病治療は、ただ単に口腔内の細菌感染を減らすことだけでなく、噛み合わせのバランスを整え、全身への影響を考慮した歯周治療が大切で、藤沢歯科でも歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士と共に、生活習慣病である歯周病に対してチームで取り組んでまいります。

そして今回、藤沢歯科にご勤務頂ている歯科衛生士と、私とで、ポスター発表してきました。歯科衛生士からは、長年、歯ぐきの腫れでお困りだった患者さんをメンテナンスでどのように良い状態に保つかについて歯肉炎へのアプローチ方法をポスターにまとめ、とても素晴らしい発表でした。私からはいつも取り組んでいる歯周病とインプラント治療について治療計画立案に際したコンセプトと、将来、歯周疾患が再発しにくい環境を整備するための治療戦略について発表させていただきました。私自身の歯周病学会でのポスター発表は10年ぶりだったのですが、2024年後半から日本歯周病学会指導医取得を目指したいと思っています。
その先には藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターを研修施設の認定を受けることができるように進めてまいります。患者さんにとっても、クリニックにご勤務頂く歯科医師や歯科衛生士の方々にとっても、歯周治療の専門的医療機関としての役割を果たしていけるように、2025年に向けて取り組んでいきたいと考えております。

Straumannインプラント・スターターコースで実習・講演してきました

2024年4月21日(日)に、東京・港区でStraumannインプラント・スターターコースで実習・講演を担当させていただきました。
世界的に有名なインプラントメーカー・ストローマン社主催で、インプラント治療をこれから導入する、あるいは、ステップアップしていきたい歯科医師を対象に、ストローマンインプラントのコンセプトやインプラントの埋入術式、印象方法やセラミックスの上部構造の製作方法など、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターで行っているインプラント治療について講演させていただきました。当日は、私の臨床テーマでもある「天然歯とインプラントの共存」について、健康な天然歯があるからこそインプラントが守られ、適切なインプラント治療によって天然歯が守られる歯周治療とインプラント治療の両方が大切である点と、天然歯を保存するための歯周組織再生療法やインプラント治療に関わる硬組織のマネジメントについてお伝えしたのですが、2009年の藤沢歯科開業当初に拝見した患者さんで、インプラント治療させていただいて10数年が経過して、奥歯に入っているインプラント治療によって周囲の天然歯が守られ、美味しく食事を食べることができて元気に過ごされている患者さんの姿を見ると、これも一つの治療方法だったのかなと嬉しく思う機会が増えてまいりました。

これからも藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは、インプラント学会・歯周病学会の専門医として、皆さまに最適な歯科医療を提供できるように、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士とのチーム医療に取り組んでまいりたいと思います。

歯科業務標準化機構の若手歯科医師対象実習セミナーで講演させていただきました

1月21日(日)に歯科業務標準化機構が実施する若手歯科医師対象実習セミナーで歯科麻酔科医の栗原先生と講演させていただきました。
今回で3回目となる実習講演セミナーですが、若手歯科医師の卒後研修の一環で、毎月1回のセミナーを24回と、2年間かけて歯科臨床に技術や知識のスキルアップを目的に開催しています。藤沢歯科で担当するパートは「インプラント学・歯科麻酔学」のインプラント学会専門医・歯科麻酔学会専門医が関わる分野です。この実習セミナーは北海道から九州まで全国のサテライト会場となった8会場と中継して、藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターを会場に開催しましたが、午前中は「インプラントと天然歯の共存」について2時間講演。午後はインプラントや歯周病手術はもちろん歯科治療時の安全確保といった「実践的歯科麻酔学」に関する講義を1時間、その後は歯科麻酔学会専門医の栗原先生と共に静脈路確保実習と生体モニター装着、下顎孔伝達麻酔(歯科の麻酔方法)の実習を行って、最後は臨床歯科麻酔科医のグループ・CDACの活動について全国の先生方にお伝えさせていただきました。今年も全国の先生方に、藤沢歯科で取り組んでいるインプラントや歯周治療のコンセプトはもちろん、私のライフワークでもある歯科麻酔の大切さを開業医の先生はもちろん、その先にいる患者さんに伝えていきます。2月17日には横浜市青葉区歯科医師会での歯科麻酔に関わる講演、2月18日はコアフロント主催のCGF/AFGといってインプラント治療に関わる骨再生の実習講演会、2月25日は親知らずの抜歯と全身管理に関わる歯科麻酔学の実習講演を担当させていただきます。

これからも藤沢歯科ペリオ・インプラントセンターでは歯周病・インプラント学会専門医と認定歯科衛生士、管理栄養士によるチーム医療を皆様に提供していきたいと思います。

寝ている間に治療が終わる「痛くない」「怖くない」治療静脈内鎮静法
『痛い、怖いから、何となく不安で歯科医院へ行きたくない』と、思ったことありませんか?そういった経験をお持ちの方に快適で安全な歯科治療を受けることができる画期的な治療法をご提案しております。